- 庭のイチョウの葉と雨粒 マクロレンズで近接撮影
みなさんは、マクロレンズを持っていますか?
僕は、昨年(2018年)の1月に中古で約3万で買いました。それまではクローズアップレンズをたまーに使う程度でしたが、ちょっと写真に息づまりを感じていて思い切って買ってみました。
マクロレンズのレビューとかを見ていると、このレンズは、ちょっと毛色が違うというか、虫や花の撮影でめっちゃ使われてます。それに中望遠レンズとしても使えて、1本で2本分みたいなお得感もあります。僕が買ったレンズはこれ、
PENTAX D FA MACRO 100㎜ F2.8 WR
発売は古いですが、マクロレンズということで設計されているため、解像度も高く今でも十分使えるレンズだと思います。
そして、フルサイズ対応というのがめちゃうれしい。ソニーのフルサイズのミラーレス一眼にくっつけてフルサイズで撮れちゃいます。2つのマウントで使えるというのは、経済的余裕のない僕には、めちゃありがたいです。
また、マクロレンズは、マニュアルフォーカスで使うことが多く、マウントアダプター経由でAFが使えなくてもあまり問題ないのです。
さらに、ソニーα7Ⅱには拡大してピントを合わせる機能があり、マニュアルフォーカスが簡単にできます!(マウントアダプター経由でもこの機能が使えます。)修行して身に着けるとか要りません。C2ボタンをポチポチすれば、5.9倍、11.7倍まで拡大出来るので、楽々とピントを合わせられます。(C2ボタンは一番押しやすい位置のカスタマイズボタンです。)拡大すると構図が分からなくなるという弊害がありますが、さらにC2をポチすると拡大を終了して全体表示になりますからそこで調整すればOK。この一連の操作がとても使いやすく出来ていると思います。
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マウントアダプター
ペンタックスのKマウントと、ソニーのEマウントの両方で使えますが、注意として、このレンズには絞り環がないので、ミラーレス機で使う場合は絞りが操作出来るマウントアダプターが必要です。
僕はRAYQUALのPDA-SαEを使っています。DA系の絞り環がないレンズを使うならこれです。絞り環があるものも使えるので、1個で済ますならやはりこれです。電磁絞りのレンズは・・このアダプターでは使えないと思います。
使用感
ピントリング
マクロレンズなので、マクロ域についてはレンズのピントリングの可動域が大きく微調整もしやすいです。望遠域は、可動域が狭くなりますが、それほど使いにくさは感じていません。
α7のアプリ(レンズ補正)
このアプリを動かさないとEXIFにはデータが入らないとか、手振れ補正の設定を自分でセットする必要があるとか面倒もあります。趣味で使うなら、まあいいかというレベル。
ただこのアプリ、ズームだと結構面倒くさいと思います。アプリがとろく、カスタムしたボタン類の動作も一部変わってしまうので、僕はほとんど使わなくなりました。
APS-Cでの100mmという焦点距離
ペンタックスのAPS-C機では150㎜(35㎜換算)となり、望遠になり過ぎだと思ってましたが、それほど苦労した記憶はありません。
望遠として割り切って使えば、距離をおけば普通にに写せるレベルの望遠だと思います。僕にとってこの焦点距離は、意外と使えるものでした。(もちろん下がれない場合は、ムム撮れん・・となります。)
その他の使用感
ペンタックスの100㎜マクロとソニーのフルサイズミラーレス機の組み合わせがBestマッチ過ぎる。どっちもすばらしい!写真を撮りに出かけるときは、たいてい持っていきます。
F値を変えて撮影 象の小物 約2cm
- F2.8
- F4.0
- F5.6
- F8.0
- F11
- F16
- F22
- F32
※クリックで拡大表示。拡大後、左右矢印クリックか、ホイールで移動できます。
象の後ろの玉ボケの大きさがどんどん小さくなる。F32まであるとは!さすがマクロ撮影に特化したレンズ。なるべく全体をみせたいときには絞る価値ありですね。
一通り語ったのであとは作例を・・
犬のフィギュア 約5cm
- 40㎝位から撮影
- 最短撮影距離で撮影(等倍)
左からストロボ当ててます。背景は100均の黒画用紙。この記事のために買った108円わんちゃん。
赤いバラ
桜(中望遠として)
- 元画像
- トリミング領域
- 完成
元画像は約2000万画素です。完成作品は等倍表示の一歩手前ですが、PCなら十分だと思います。トリミングするつもりはなかったんだけど、結構キレイ。
その他
- F4.0
- F10
F値がないものはF2.8(開放)
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使用した機材
カメラ:PENTAX K-S2(赤いバラの写真以外)、SONY α7Ⅱ(赤いバラの写真のみ)
マウントアダプター:RAYQUALのPDA-SαE
F2.8ってあんまりボケないんじゃないの?
レンズのことって結局しばらく使ってみないと分からないと思いますが、僕が気になっていたことを一つ。なんでマクロレンズはF2.8どまりなんだろ?と調べているときに思いました。が、使ってみると、最短撮影距離でF2.8だとめちゃめちゃぼけるので、なんじゃこりゃになります。
なので、ボケが足りないという心配は要らないと思います(^^; 32とかいう絞り使うの?と思いましたが、マクロでぼかさないようにするにはこれでも足りないくらいです。(記事内リンク→ F値を変えて撮影 象の小物 約2cm)
ボケの話のおまけ:ボケを大きくする方法はご存知ですか?
絞り以外にもボケを大きくする方法はあります。絞りを含めて4つ、分かりますか?忘れるので、机の前の壁に貼ってあります。僕も教わったんで、分からなくても気にしないでください。
↓
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- 絞り小さく
- なるべく近づく
- なるべく望遠で
- 背景は遠く
絞り以外に3つもぼかす方法があると、、もっとボカシたいなら!壁に貼るべし!
まとめ
マクロレンズとして、PENTAX D FA MACRO 100㎜ F2.8 WRを紹介
フルサイズ機対応
マウントアダプター(RAYQUALのPDA-SαE)を使えば、ミラーレス一眼にも使える
アマチュアには十分な性能
屋外使用であれば、それほど長い焦点距離ではない(と僕は思います)
簡易ながらも防滴仕様、軽量、小型